先日、北海道畜産公社に視察に行かせて頂く機会がありました。
北海道で肉になる動物達の7割がここで屠畜されています。
一緒に行ったのは、私を除いて全員が農業関係者。
(と、言っても畑が多かったかな?)
最近は、肉を食べると言う事一つとっても、いろんな考え方があります。
菜食がカラダにいい、人類が菜食になれば地球は救われる、本当は肉食がカラダにいい・・・
色んな説、考えがあるけれど、私自身はお肉は大好きだし、美味しく頂きます。
私自身が『屠殺』というものを初めて目にしたのは、21歳の時オランダのと畜場にて。
その後、自分で鶏を絞める経験や、撃ち取られたばかりのシカの解体を体験させてもらう機会があったりして、命を頂くという事を体感してきました。
スーパーに売られているお肉を見ただけでは、命を頂いているという事を腹の底から体感するって難しいかもしれない。
昔は、屠殺という仕事は汚い仕事・身分の低い人がする仕事で、今の時代でも『そういう事を仕事としている人に娘はやれない』と考える人もいるそう。
自分自身はお肉を食べるのにも関わらず。
昔から動物は人間と共に暮らし、乳を搾ったり、畑を耕すのを手伝ってくれたりして、その役目を果たせなくなったら肉にして食べていました。
私達の先祖はそうやって生を繋いできたわけで、肉食=悪とする事には疑問です。
肉食=悪ではなくて、頻度や質による、と私は考えています。
ただ、肉となる運命で産まれてきた動物達を、劣悪な環境に押し込めたり、肥育の為に病気になるような餌で育て、それを見越して抗生物質を餌に混ぜたりしている事には賛成できない。
(でも、それをさせているのは、消費者の私達)
畜産公社でのお話でも、農家さん自身が「休薬期間※」をきちんと理解してない方もいて、屠殺した後に注射の痕が発見され、過去の治療を調べると3ヶ月以内に薬を打っており、流通に回すわけにも行かず処分という事もあるとの事。
※牛の場合は薬を体内に入れてから3ヶ月は、体内に薬が残っている可能性があるため、屠畜して流通させることはできない。動物によってその休薬期間がそれぞれ定められている。
そんな中、消費者の私たちに出来ることは、
病気になるような環境で育てられていない、健康な肉を選ぶ事。
私たちの身体は、食べたもので作られている為、健康な肉は、私達の体も健康になるように導いてくれる。
そういうものが多く売れるようになれば、スーパーもそれを多く扱うようになり、生産者もそっちに舵を切っていく。
飼育環境が放牧かどうか?食べてるものは穀物か牧草か?餌に抗生物質を混ぜているかいないか?そういう事を知って選ぶ。
安い輸入肉を価格だけで選んでいない?
肉になる前の動物に思いを馳せ『命を頂く』と言うことにハラの底から向き合っている?
それは、肉だけではなく、卵だってそう。
特売の10個100円の卵にどんな命がこめられているの?
どうしてそんなに安いの??
自分が買っているものの背景を、是非考えてみて欲しいです。
あなたが買って、食べたもので、あなたの体は作られています。
私の身体の一部になってくれた動物達、美味しい幸せな気持ちにさせてくれてありがとう♡
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